引き寄せの法則とは?
引き寄せの法則とは、イメージしていることが実現する…という願望実現の方法です。
引き寄せを使えば、お金も恋愛も仕事も、自分の望むとおりになる・・・といわれています。実際に引き寄せをした人の体験談もたくさん出回っていると思います。
そんなおいしい話あるわけない、引き寄せの法則なんて嘘だ、と思ったり、なんだか怪しい宗教みたいだと思う人、非科学的だと思う人もいらっしゃるでしょう。
しかし、私は、私自身の体験から、引き寄せの法則というものは実際に存在すると思います。
このブログ記事では、引き寄せのやり方や、引き寄せのコツについて、私が思うところを書いていきたいと思います。
引き寄せの原理
まず、引き寄せの法則の使い方について解説する前に、引き寄せの法則の原理について、私が思うところをお伝えしたいと思います。
端的に言うと、引き寄せの法則を使って、願望を実現したり、欲しいものを手に入れたりすることができるのは、「この宇宙がそのような性質になっているから」だと私は思います。
何かを思考したりイメージした段階で、思考やイメージは力を持ちます。そして、その思考やイメージと似た性質を持つものを引き寄せ始めます。
なぜそうなっているのかは、わかりませんが、宇宙というものは、そういう性質だからそうなるのだ…と私は思っています。
今この時点でも、引き寄せは起こっています。
あなたが目にしているものは、あなたが引き寄せたものです。このブログ記事も、あなたが引き寄せたもの…ということになります。
もしも、あなたが今、望まない状態になっているならば、過去のどこかの段階で、今このようになることを、イメージしてしまったのかもしれません。
現実化するイメージは良いものだけではありません。「こうなったら嫌だ」という、願望とは反対のものをイメージしても、それもそのまま、現実化されます。宇宙、もとい、潜在意識は、否定の言葉を理解できないといわれています。
たとえば「彼と別れることになったらいやだ」と思うことも「彼と別れたい」ということも、宇宙は同じことのようにとらえます。あなたは、「そうなりたくない」と思ったときに、彼と別れてしまった、なりたくない自分を「イメージ」するからです。
潜在意識や宇宙は、そのイメージをそのまま形にします。
また「引き寄せなんてあり得ない」「引き寄せなんて嘘だ」と思っている人は、それもまたその人のイメージしたことですから、「引き寄せの法則がうまく行かない」という現実を引き寄せてしまいます。したがって引き寄せはうまくいきません。
このように、宇宙や潜在意識は、イメージしたものをそのまま形にしようとして常に働いているのだと、私は思います。
イメージの良い悪い、望む望まないを判定することなく、あなたが意識でイメージした通りに形にするのが、宇宙(潜在意識)の働きだ、ということです。
このような宇宙の性質に無自覚なうちは、人は、不安や恐怖にコントロールされ、望まない現実をいつのまにか引き寄せ、望まない現実の中に生きることになるのかもしれません。
人は忘れやすい生き物です。
あなたは10年前の今頃、何を思い、何を想像していたか、思い出せますか?なかなか思い出せないのではないでしょうか?
それどころか、昨日の夕飯すら思いだせない…という方もいらっしゃるかもしれません…。
今のあなたの現実は、数年前、数か月前にあなたがイメージしていたものかもしれませんが、過去に何を思ったか忘れてしまうことが多いので、自分の意識が自分の現実を作り出していることに気づけないことも多いのではないかと思います。
過去に、どのようなことをイメージし、それがどのように形になったのか…そのことを正確に記憶し、理解している人は、どれだけいるでしょう?
もしも私たち人間が、宇宙の性質に気づき、自分の心の在り方や意識の持ち方を客観視できるようになり、そして、自分たちの思考が現実を作っているということに自覚的に生きることができるようになれば、私たちは、自分の望む現実を意識を使って創造しながら、自由自在に生きられるようになるのではないでしょうか。
長くなってしまいましたが、引き寄せの法則、というものは、イメージをそのまま形にするという宇宙の性質を理解し、それを自在に操る方法といえると思います。
これは私がそう感じている、ということであって、絶対に正しいわけではありませんが、私は、このように思っています。
引き寄せの手順
さてここからは、引き寄せの法則の使い方、その手順を、解説していきます。
これは私の考えるやり方ですから、合う人と、合わない人がいると思いますが、このやり方が合う人に、情報が届けばよいと思っています。
はじめに:引き寄せの手順概要
まず、引き寄せの法則の使い方を、簡単に一言で言ってしまいますと…
- リラックスする
- イメージする
- 忘れる(執着を手放す)
この3ステップで完了です。
簡単です。
しかし、これがうまく行くためには、条件があります。その条件とは、
- 引き寄せが実在することを疑っていない
- 余計な思い込みがない
- おおむね気分がよい
ということです。
引き寄せの法則自体は簡単ですが、この条件をクリアすることが、案外、難しいものかもしれません。
気分が悪ければ、リラックスは難しいです。そして、悪い気分が現実化してしまいます。
また、引き寄せを疑っていれば、「引き寄せが実現しない」という現実が現れます。
「お金持ちは悪い人だ」などの思い込みがある場合も、心の中にブレーキがかかってしまい、なかなか現実化しないかもしれません。
これらの問題がクリアできない人については、あとのほうで対策をお伝えしますので、今しばらく、この記事にお付き合いください。
引き寄せの法則のやり方
では、引き寄せの法則の具体的なやり方について、解説していきます。これはあくまでも、私のやり方…ということになります。
Step1.リラックスする
まず、リラックスすることが一番重要です。リラックスさえして、意識をよい状態に整えれば、この後のステップをやらなくても、自分が望むような、幸せになれる現実が、勝手にやってくるかもしれません。
それくらい、リラックスすることが一番重要だと思います。
リラックスする方法はいくつかあります。
- ストレッチなどをして体を緩める
- マッサージを受けて体をほぐす
- 目を温める
といった、肉体的なアプローチをするのもよいでしょう。
- 瞑想する
- リラクゼーションの音楽を聴く
といったように、精神にアプローチする方法もあると思います。
できれば、肉体と精神、両方にアプローチするのがよいかもしれません。
ただぼんやりすることがリラックスになる人は、それでも良いと思います。
自分がリラックスできて、安心できることを、意識的に行い、意識の状態を整えます。
気分をリラックスさせるために効果的な方法を、いかにリストアップします。
リラックスするための方法
リラックスするための方法
瞑想する
瞑想音楽を聴く
自然に親しむ
アロマなどの香りを楽しむ
お気に入りの飲み物を飲む
マッサージをする
自律訓練法
軽い運動をする
横になって楽な姿勢をとる
これ以外にも、いろいろな方法があると思いますが、とにかくリラックスし、良い気分になります。
安心感を感じたり、自然と笑顔になるような、良い気分になればよいと思います。
現実面でうまく行かないことの多い人や、ストレスフルな環境にいる方は、ただ座ってリラックスする…ということ自体が大変難しいことかもしれません。
目をつぶれば、将来の不安が浮かんできたり、悲しい出来事が思い出されて気分がふさぎ込む…というような人は、引き寄せの法則をやるまえに、まず、ご自分の気持ちをリラックスさせて「良い気分」になるのが、一番重要なことだと思います。
とにかくリラックスして意識を整えること。
これがStep1です。
リラックスして、良い気分になる
Step2.イメージする
気分がよくなったところで、「こうなったらいいな」と思うことを、リアルにイメージし、潜在意識にインプットします。
しかし、潜在意識にインプットする、と言われても、なかなか難しいかもしれません。そういう方にお勧めの方法がいくつかあります。
インプット方法①そうなったときの気分を味わう
「もうすでにそうなっている状態」「もうそれを手に入れている状態」を想像し、あたかも、今ここで、その通りになっているかのように思い込んでみます。
そして、そうなったときの気分そのものを味わうことが重要です。
例えば100万円を引き寄せよう、と思っている人の場合は、銀行口座に100万円が入っていると思い込んでみる…。「ないのに、あると思い込むなんて無理・・・」と思う方もいるかもしれませんが、本気で思いこむことが重要だと思います。
毎日毎日、それになりきって生活するのもよいと思います。
100万円もっている自分なら、どんな気持ちで暮らすだろうか?どんな風に歩き、どんな風にしゃべるだろう?ということを想像し、そのようにふるまいます。
美しくなりたいと思っている人は、あたかも自分が美人であるかのように思いながら生活してみます。
美人なら、100万円持っていたら、どんな風に歩くでしょう?どんな風に椅子に座るでしょう?どんな話し方をするでしょう?
俳優さんになったように、「そうなった自分」をリアルにイメージして、そのような気分で生活してみてください。
彼氏や彼女が欲しい方は、実際に、彼氏・彼女はいなくても、いるのと同じような気分で過ごしてみます。
単純になってみて、「そうなったふり」をしてみるだけでよいです。子供のごっこ遊び、のようなものです。
「そうなったふり」を毎日続けているうちに、ある日、本当に手に入れたような気がしてきます。そう錯覚してしまう、ということです。
そして、まだそれを手に入れていないことのほうが不自然に感じるようになるかもしれません。「そういえば、まだ手に入れてないんだった…」と思うかもしれません。
そうなったら、7割がた成功だと思います。
インプット方法②手帳やノートに書く
手帳やノートに、欲しいものやなりたい自分を書く方法もあります。
この場合は、
- 〇〇を手に入れている
- 〇〇になっている
というように、完了形で書きます。
わくわくした気持ちで書くと、なお良いと思います。
書いたら、忘れてしまったほうが良いです。手帳やノートの存在すら忘れたころに、願望がかなっている、ということはよくあります。
①の、「なりきって生活する」をやりながら、ノートに書いてみてもよいかもしれません。
インプット方法③リアルにイメージする
想像力が豊かな方や、引き寄せに慣れている方は、横になったりしてリラックスしながら、望む現実をイメージするだけで、潜在意識にインプットできると思います。
この方法がうまく行かない方は、①や②の方法がおすすめです。
潜在意識に、イメージをインプットする。
・なりきって生活する
・ノートや手帳に書く
Step3.忘れる
さて、潜在意識にイメージをインプットした後は、そのことをいったん忘れましょう。
ずっとイメージし続けていると、現実化に時間がかかったりします。
なぜかというと、潜在意識は、あなたがイメージしたことを形にするために、現実を動かし始めます。潜在意識へのインプットがうまく行った場合、何らかの現実の変化が起きることがあります。
この変化を通じて、あなたは、最初にイメージしたものを手に入れることになるのですが、手に入れる過程で、あなた自身が現実世界の中で、何かを受け取ったり、動かねばならないことがあります。
また、考え方を変えたり、トラウマを思い出すような何らかの出来事に遭遇する…ということが起きるかもしれません。
この時に、潜在意識にインプットしたことにいつまでも執着していると、受け取るべきものを受け取れなかったり、動くべき時に動けなかったりします。
もしかすると、あなたの望む現実とは、いったん、反対方向に動かされるかもしれませんし、望まない現実がやってくることもあります。
後から振り返れば、そのことを通じて、ご縁がつながったりして、最後には望む現実が手に入っているのがわかりますが、自分自身が動いているとき、動かされているときには、何が起きているのかわかりません。
望むものが大きな場合は、もしかすると、望んだことすらも忘れてしまうような、大きな現実の変化が起き、過去にイメージしたことなど、すっかり忘れているかもしれません。
しかし、すっかり忘れてしまい、そのことへの思いが消えたころに、かつて強く願い、欲しがっていたものが、手に入っています。
すっかり忘れているので、引き寄せたことに気づけない方もいるかもしれません。この時に、確認のために使えるのが、願望を書いた手帳やノートだったりします。
手放せば手に入る…これも宇宙の法則だと、私は思います。
イメージした後は、そのことへの思いを、いったん手放します。
忘れる、執着しない
引き寄せがうまくいかないのはなぜか?その対策は?
さて、ここまでの間に引き寄せの法則のやり方を書かせていただきましたが、うまく行かない、うまくできないという人もいらっしゃるかもしれません。
そういう方に向けて、私が思う、対処法を書いてみたいと思います。
最初にも述べたように、引き寄せの法則をうまく行かせるには、以下の条件が必須だと、私は思います。
- 引き寄せが実在することを疑っていない
- 余計な思い込みがない
- おおむね気分がよい
引き寄せがうまく行かない場合は、これをクリアする必要があると思います。具体的な方法を、わかる範囲で書いてみたいと思います。
引き寄せが実在することを疑ってしまう人の対処法
引き寄せを信じられない人は、どうしたらよいでしょう。
小さな引き寄せから実践してみる
小さなことから試してみる、というのが、良いかもしれません。
大きな夢をかなえる、というのではなくて、お気に入りのバッグを手に入れるとか、国内旅行に行くとか、信号を青で渡れるなど、その程度の小さな引き寄せから試してみるとよいかもしれません。
小さな引き寄せに成功したら、徐々に、大きなものを引き寄せてみます。
今の現実がどのように作られたか…過去を振り返ってみる
これは少し難しいかもしれませんが、自分の意識を観察してみるという方法です。
今ある、あなたの現実は過去のあなたの意識が作り上げたものです。そのことに気づき、納得がいけば、引き寄せを信じられるようになるかもしれません。
過去のことを振り返ってみたり、過去の日記や作文、ブログなどがあれば、それを、もう一度見直してみます。
昔の友達に会う機会があれば、昔のあなたがどういう発言をして、何を考えていたか、思い出すきっかけになるかもしれません。
過去に自分が思考していたことを思い出し、それが現在の自分の現実にどう影響を与えているのかを、ノートに書きだして整理してみると、今までの人生も、引き寄せが起きており、その結果が今の自分なのだ・・・という感覚が実感できるかもしれません。
過去の影響で今があることが分かれば、今の意識が未来の現実を作ることが理解でき、引き寄せの法則が腑に落ちると思います。
余計な思い込みがある人の対処法
たとえば、「お金を持つと不幸になる」といったような、特定の思い込みがある人の場合は、お金を引き寄せることに成功しても、そのお金が受け取れない場合があったりします。
思い込みのせいで、引き寄せ自体はうまく行っても、引き寄せたものを受け取れない、ということがおきます。
例えば、良い仕事がしたいと望んでおり、思った通りのお仕事のオファーが来たとしても、「自分はどうせ失敗する」と思い込んでいた場合、せっかくの仕事を断ってしまうかもしれません。
結果的に、引き寄せはかないません。
このような場合は、「自分はどうせ失敗する」というような思い込みが、いつ、なぜ起きたのか、自分を見つめなおし、自分の思い込みに気づき、それを手放す必要があると思います。
たとえば、幼いころに親から言われた言葉が原因で、そう思い込んでしまったのかもしれません。
自分の心や記憶を見つめなおして、「あの時、親に言われたことを、自分はずっと信じてしまっていたのだ・・」と気が付き、納得することができれば、思い込みは消えていきます。
引き寄せがうまく行かない人は、自分の中に、呪縛のようなものがないか、自分を見つめなおしてみるとよいかもしれません。
気分が悪い人の対処法
引き寄せの法則を実践しているときは気分が良いけれど、日常にもどったらまた、憂鬱な気分になるとか、ネガティブになる、というかたもいるかもしれません。
こういう方は、願望が実現しにくいかもしれません。
なぜかというと、宇宙はシンプルですから、ネガティブな気分や、憂鬱な気持ちもそのまま現実化します。
良い気分で望むものをイメージしても、あとから嫌なことを考えてしまったり、いやな気分になってしまったら、いやな気分も現実化します。
望みがかなうのと同時に、望みがかなわない嫌な気分になるような現実も生まれます。良いことと悪いことが相殺されて、結果的には、望むとおりに行かなかった…ということになるかもしれません。
このような場合は、意識的に、気分がよくなるような工夫をしていくとよいと思います。
- 癒しの音楽を聴く
- 瞑想をする
- 自分を大切にする
- 楽しいことをする
- 軽い運動をする
- マッサージに行く
などなど、気分がよくなることをなるべく行い、自分の意識をよい状態に保つ努力をすると、引き寄せが成功しやすいと思います。
自分の意識をコントロールするのはとても難しい
さてこのように、引き寄せの方法や、うまく行かないときの対処法について、長々と書きましたが、私が思うのは、
自分の意識をコントロールすることは難しい
ということです。
引き寄せの法則は簡単にできますが、私たちは、自分の意識に自覚的ではありません。
無自覚のうちに、望まないことをイメージしてしまっていることも多いです。その結果、望まないことを現実化してしまい、そして、それが自分の意識の表れだということに気づくこともありません。
引き寄せの法則は、現世の欲望をかなえるための、願望実現の方法だと思う方もいらっしゃるかもしれませんし、確かにそうだと思います。
しかし、引き寄せの法則を真剣に実践することによって、自分が普段どのような意識を持ち、その意識がどのような現実を作り出しているのか…ということに、自覚的になることができると思います。
自分の意識を客観視し、自覚できるようになれば、どういう意識をもって生きれば幸せになれるか、また、してよいこと悪いこと、考えてよいこと悪いことも、自然と見えてくると思うのです。
引き寄せの法則を真剣に行ううちに、自分の意識の持ち方をただすことができるのではないかと私は思います。
引き寄せの法則についてまとめ
今回の記事では、私の思う引き寄せの法則のやり方や原理について、書いてみました。
これはあくまでも、私が思っていることです。ですから、絶対正しいとも言い切れませんが、引き寄せの法則を実践したいと考えている人のお役に立てればと思います。
合う人と合わない人がいると思いますが、このやり方があっていて、うまく行く人がいればよいと思います。