引き寄せの法則を実践してしばらくすると、調子が悪くなることがあるといわれています。そのような不調を、好転反応と呼びます。
好転反応とはいったいどのようなものなのでしょうか?症状はどのようなものでしょう?対処法はあるのでしょうか?
引き寄せの法則の好転反応の症状
好転反応にはたとえばですが、以下のような症状があります。
体調面の好転反応
- 風邪
- 下痢
- 頭痛
- 吐き気
- 胃痛
- 咳
- 口内炎
- 湿疹
- 疲れ
- 涙が出る
- 熱が出る
- 眠気
- 不眠
- 肌荒れ
- 歯が痛い
- だるい
※ただし、重かったり長引く症状の場合は、病気かもしれません。必ず病院にいってください!
感情面の好転反応
- イライラする
- 落ち込み
- 辛い気持ち
- 不安な気持ち
人間関係の好転反応
- トラブル
- 別れ
- 人間関係の終わり、変化
- 失恋
- 嫌な人に出会う
出来事の好転反応
- 事故
- 嫌なことが起きる
- 悪夢を見る
- お金をなくす
これらの好転反応が起きると、ネガティブな気持ちになったり、辛いと感じてしまうかもしれませんね。
好転反応が起きる理由
ではなぜ、このような、辛い症状が起きるのでしょうか?
好転反応が起きるのは以下の理由があります。
- 恒常性が働くため
- 毒だしのようなもの
ひとつずつ、詳しくみていきましょう。
恒常性が働く
好転反応が起きるのは、人間の心には、恒常性(ホメオスタシス)があるからだといわれています。
恒常性とは、自分の身を安全に保つため、なるべく、今の状態から変わらないように、同じ状態を保とうとする機能のことです。
引き寄せの法則を使うということは、いままでとは違った、より良い自分になろうとしているということだと思います。
潜在意識は良い変化も、悪い変化も、どちらも、いままでの自分を脅かす、危険なことかもしれないと、判断してしまいます。
自分の安全のために、潜在意識は「変わりたくない」と思っているということです。
そのため、好転反応という形で、変化しないようにというサインを送ってきているのです。
毒だし
変わろうとしている自分になるには、潜在意識にたまっていた、ネガティブなものをいったん表に出し、吐き出さなければいけません。
浄化や毒だしと考えても良いかと思います。
たとえば、新しい仕事に就くためには、もう必要なくなったいまの仕事を捨てなければいけない場合があります。その場合は、いまの仕事を失うかもしれません。
また、もっと明るい、ポジティブな自分になるためには、自分の中にあって、見ないようにしてきたネガティブな感情をいったん表に出し、自覚しなければいけないかもしれません。この場合は、一時的に、気分が落ち込んだり、ネガティブになるかもしれません。
または、自分をネガティブにさせるような人や出来事と出会い、そういう気もちにさせられるかもしれません。
ポジティブシンキングや引き寄せの法則、または、ヒーリングなどを行っていると、一時的に悪いことが起きたように感じることがあると思いますが、それらは、良くなるための、毒だしだと考えると良いかと思います。
神社に行った後や、ヒーリングを受けた後にも、好転反応が出る場合がありますが、原理は同じことだと思います。
好転反応の見分け方
好転反応かどうか見分けるのは、なれないうちは難しいかもしれません。
しかし、引き寄せの法則を使ったり、ヒーリングを行った後に、急にいろんな出来事が起きたり、気分が落ち込んだりしたら、好転反応だと考えて間違いないと思います。
ただし、体調不良の原因が体を酷使しすぎたりストレスのためということもありますし、自分の至らなさから悪い出来事が起きるということもあるかもしれません。そのような場合は、きちんと対処しましょう。
好転反応の対処法
好転反応が起きたときの一番の対処法は、出来事と向き合うこと、だと私は思います。
体調不良のときは、体を休ませましょう。場合によっては病院にいき、きちんと治療します。
気分が落ちたときは、休む時間をとって、その感情をしっかりと味わいます。そして、この気持ちの原因は何だったか、心の深いところまでもぐってみると良いかもしれません。辛いかもしれませんが、終わった後、すっきりします。
人との別れや、ものをなくしたり壊したりする場合も、そのことと向き合い、受け入れるしかないと思います。
自分自身が望んだりイメージしたものを手に入れるために、起きている出来事だということを理解すれば、必要以上に落ち込んだり、不安になったりはしないと思います。
良くないのは、好転反応の辛さに耐えかねて、変化するのをやめてしまうことです。
変化するのをやめてしまったら、引き寄せたものは手に入りません。
・・・とはいっても、一度イメージしてしまった以上、意識は働き続けますから、忘れたころに、その現実は手に入っているかと思います。
好転反応が起きたら現実化する一歩手前!
好転反応が起きたときは、引き寄せたものが現実化する一歩手前だということを忘れないでおくようにすれば、辛い好転反応にも耐えられるかと思います。
悪いことが起きたら、好転反応だと思い、イメージしたことを忘れないようにしましょう。
